ロードバイク Advent Calendar 2018 10日目
昨日の記事は 上毛かるた「札ッシュ」ライドを3日でクリアしようとして1日でDNFした話 です。
明日の記事は私的ブルべの走り方です。ありがとうございます!

今回は群馬と東京を結ぶルートの例を紹介します。
どれも私が走ったルートですが、サイクリングロードのルートラボなどは用意できませんでした。
よしなにお願いします。

目次

あこがれの都、東京

群馬県民にとって、東京はあこがれの地なのです。
高崎から新幹線で1時間くらいかかるので、気軽に行くわけにはいきません。
通勤通学されている方もいますが、趣味で頻繁に行くのはなかなか大変です。

それでも行きたい。安く済ませたい。
そんな願望を抱く群馬のロードバイク乗りは、非常に安い値段で東京に行く手段を持っています。
ロードバイク乗りの皆様はもちろんお分かりですね。
そうです、鈍行列車です!

え?ロードバイクですか?
まあ…うまく移動すれば安いですが、結局途中の飲食代や駐車料金などのコストがかさんでそんなに安く上がらなかったりします。
やはり公共交通機関のコストパフォーマンスは偉大なのです。(完)

小粋なジョークはこの程度にいたします。
もちろん自転車での移動と他の交通手段を比較した場合、自転車の方がコストも達成感も群を抜いて高いのは推察の通りでしょう。

ところで某県から「群を抜く」と…馬、ですね。
もしかしたら馬で100キロ移動する方が、自転車よりも達成感が高いかもしれません。

さて、鹿な話はこのくらいにしまして、本日の議題です。
「群馬~東京のルートはどれがいいの?」という疑問を抱いたことのある群馬ローディは多数派ではないかと愚行いたします。

この疑問に対する答えは明快です。
「スタートとゴールによって最適なルートが変わる」です。

前橋スタートで青梅に行きたい方に利根川CRをひた走るルートはお勧めしません(青海に行きたいならおすすめします)し、館林スタートで東京ディズニーランドに行きたい方へ多摩川CRルートを推奨しても、産まれるのは悲劇か変態かのいずれかでしょう。

注記

サイクリングロードの自転車走行のマナーや走行妨害について、本稿では扱いません。
一般道でもそれ以外でも、交通ルールの遵守や安全運転を心掛けましょう。

ルート例

サイクリングロード(以下CRとも表記)は何があるのか、国道を使うならどこなのかなどの疑問もあると思いますので、私が今まで走った道の紹介をいたします。
紹介する内容は非常にざっくりとした印象にとどめます。
時間がなくて正確なルートを書けませんでした。雰囲気をつかむきっかけになれば幸いです。

荒川サイクリングロード

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自転車の聖地と言えばしまなみ海道、琵琶湖が有名ですが、荒川も元祖聖地として東京へのアクセスが良好です。
荒川CRは熊谷あたりから葛西まで続いています。
群馬から荒川に接続するには10キロ以上一般道を走ることになると思いますので、その点は注意しましょう。
道が荒い箇所や迂回路が分かりにくい部分もありますが、彩湖をはじめ風景を楽しみながら気持ちよく走れるコースです。

未舗装区間や足元の障害物、そして東京に入ってからは特に歩行者やシティサイクルなどの交通量にもお気をつけください。
東京駅やディズニーランドまでサイクリングを楽しみたい時のルートとしてお勧めです。

利根川CR+江戸川CR

利根川・江戸川サイクリングロードマップ
利根川CRを下って関宿城を見ながら江戸川CRに入り、ほぼサイクリングロードのみで葛西に行くことができます。
江戸川との接続が分かりにくいので、走る前に確認されることをお勧めします。
それを除けば一見最高のコースに見えますが、弱点もあります。
ずっとサイクリングロードなので、補給がしにくいです。それと変化の少ない道に飽きます
信号が無いので休憩なしで踏みすぎて疲労することのないようにペース配分を調整しましょう。

疲れたり飽きたりしたら、草むらで横になったりグライダーを見て休むのも良いですね。
補給さえ怠らなければ、渋川や前橋在住に限らず県内全域から都心に行く時には絶好のルートです。

緑のヘルシーロード

緑のヘルシーロード・水と緑のふれあいロードより全体位置図を転載します。

見沼代用水路を有効活用して行田~川口までをつなぐルートです。
歩行者や農耕車の利用も見越して田畑の中を伸びる用水路の脇を走行します。
川口からは赤羽まで約7キロ車道を走ります。
用水路なので交差点を回避しません。そのため他のサイクリングロードよりもストップアンドゴーを多く感じるでしょう。
しかし利根川から直接ヘルシーロードの始点に接続し、南北にかなりまっすぐ走って移動できます。

サイクリングロードでありながら、ところどころで飲食店やスーパーを見かけるので補給しやすいのも魅力です。
伊勢崎や太田あたりから山手線内に行きたい時の選択肢になるでしょう。

国道17号

ルートラボ

日本橋に至る五街道中山道ルートです。
ザ☆国道なので、交通安全に細心の注意を払ってください。
そして大事なのは旧道とバイパスに分かれているので、旧道を通ることです。
バイパスに入るとバイパス回避や立体交差のアップダウンでえらいことになります。
ただし旧道を通れば補給に困らない、道も分かりやすい、常に駅が近くにあるのでトラブル対応が容易。という強みもあります。
排気ガスで顔が煤けるサービスも(強制的に)享受できます。

国道407号~国道16号

ルートラボ

東京というより、神奈川に行きたい人向けのルートです。
熊谷から407号を下り、入間で16号に接続して東京都西多摩郡に入ります。
16号を進めば横浜に着きます。

16号で拝島、八王子を越えて神奈川に入った後、さがみグリーンライン自転車道で茅ヶ崎や、境川サイクリングロードで江ノ島に行くこともできます。
八王子あたりはアップダウンが多くなるので、平坦基調だと油断していると半泣きになる点と、16号は都心に近付くと渋滞や信号がすごいことになる点がネックです。
田舎民としては町田より先はストップアンドゴーが多すぎて16号を使いたくありません。

ちなみに相模原から国道413号に接続して静岡を目指すこともできます。国道413号を使うと道志みちも山中湖も堪能できます。
ただし道志みち~山中湖は脚を酷使する可能性があります。

(おまけ)多摩川サイクリングコース

秩父方面から白石峠あたりを経由して多摩川を走るルートもあります。
ルートラボ(群馬~多摩川まで)

交通量が多くなく、風光明媚な山と川を楽しみながら走ることができます。
間瀬湖を通る道が交通量のわりに細い点と、多摩川は歩行者が多かったり舗装が良くない箇所があったりする点にご注意ください。
坂好きとジョークの分かる方以外にはお勧めしません。為念(ねんのため)。

ロードバイク Advent Calendar 2018は、まだまだ日程に空きがございます。
ブログに書きそびれたライドがある方もそうでない方も、この機会にぜひどうぞ。