ホットクックでの錬金に失敗したっぽい話

ホットクックは適当なものを放り込んでも必ずおいしいものが錬成できる魔法の釜だ。
そう信じていても、無茶な設計は無茶な成果物にしかならない寓話。

あなたって朝から冷えた奴なのね

朝はごはんと冷やっこ、そしてミニトマト。
ワサビふりかけが終わったので、鮭ふりかけを投入したのだ!

ごはんとふりかけ、あとしょうゆがあれば生き延びられる気がした。
火曜日の朝はそんなテンションで生きることを最優先にしなければならない。
大人になるって、こういうことなのか。

どうやら『合法レシピ』を読みながら冷やっこを食べると不思議な思考回路がつながるようだ。

焼きそば、しょっぱい!もっと甘くして!!

賞味期限切れの焼きそばを早々に消費したい。
しかし最近ソース焼きそばを朝から食べる日が続き、少々ソース味の塩味に辟易している。
ここは甘みを感じるパスタソースの出番であろう。

  1. 焼きそば + 水50mlくらい
  2. もやし
  3. 乾燥わかめ
  4. 3種のきのこのバターしょうゆ 2人前

材料を1から順にラーメンどんぶりへ投入して、ラップを巻いて4分レンジで加熱してみた。
良く分からないが、おそらく食べられるものになるはずだ。

結果として、高速かつ楽においしいものができた!
焼きそばが良く蒸しあがって、パスタソースとばっちり絡む。
もやしのシャキシャキした食感にワカメの風味が加わって、手抜きの割に満足度の高いメニューとなった。

ただししょうゆベースのソースなので、塩味には変わらない。
私はそのしょっぱさと、焼きそばを焼いていない事実から目をそらした。
大人になるって、こういうことなのか。

食材は焼きそばなのに、ネタは天丼とはこれ如何に。

ギョーザを焼くのがめんどくさい

夜はそこそこ早く帰ることができた。
しかし今日は気合入れてごはん作りたくないモードになっていた。

そうだ!
そろそろ食べきりたいニンジンと、冷凍庫に眠っているギョーザを両方使ってワンタンスープ風にならないだろうか。
(失敗の前奏曲~プレリュード~)

ニンジンともやしと玉ねぎとカット済みシメジと油揚げと乾燥わかめをホットクックに投入して、ギョーザも入れる。
味付けは…どう考えても洋風だとミスマッチだから出汁とみそでいいや。
(失敗の間奏曲~インターリュード~)

ホットクックの自動メニューで『みそ汁』をセットすると、自動でかき混ぜながら調理してくれる。
なんということでしょう!
ギョーザが、ひき肉と皮とニンニクに分離しています!
ということで、すこし刺激的な香りのする具だくさんみそ汁風の何かが完成したのだった。
(失敗の後奏曲~ポストリュード~)

まずくはない。
決してまずくはないが、横着せずにギョーザを焼けばもっとおいしい食事になっただろう。
こうして、今日もまた一歩、私は大人になったのだ。

めでたしめでたし。